米子市S様邸の玄関手すり取付けを施工させていただきました😊
現代の住居ではビニルクロス張りの壁が主流ですが、数十年前には土壁、砂壁、綿壁といった自然素材を塗って作られた壁が広く採用されてきました。
調湿効果があることから多湿の日本に適しており、近年では珪藻土や漆喰を選定される方も多くいらっしゃいます😊
土壁は、竹を格子状に編み込んだ小舞竹(こまいたけ)という部材に土などの素材が塗られて出来ています。
今回は、そんな土壁に手すりを取り付けたいとのご依頼をいただきました😊
【施工前】
毎日出入りする玄関では、靴を脱いだり段差があったりと足腰に負担がかかる動作が多い場所です。
転倒のリスクを軽減するため手すりを取り付けていきましょう😊♪
こちらの壁は土壁。ここで生まれる疑問…「土や竹に手すりを取り付けて大丈夫?」とお思いの方も多いのではないでしょうか?
結論は、強度の弱い土壁に手すりを固定することはできません。土壁に手すりを取り付ける場合は、下地に入っている又は見えている「柱」に固定することが重要になります☝
家の柱の間隔は決まっており910mm間隔が基本です。その間隔で柱が設置できない場合は1820mmまで間隔を空けることができます。
柱が見当たらない場合、間隔が広い場合は補強板を利用します😊
補強板があればどこでも大丈夫というわけではなく、補強板自体をしっかりと固定しなければ意味がありません。補強板を柱にしっかりと固定する必要があり、その施工方法はいくつかありますが強度があり安心な取り付け方は以下のようになります。
土壁に補強板を取り付け、その上から柱に打ち付けた補強板でカバーするという施工方法は、より安心な下地となります😊
また、柱の位置関係や仕上がりのご要望などによっては土壁に取り付けた補強板の取り付けネジを斜めにし柱に打ち付けるなどの方法もあります😊☝
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【施工後】
今回のお住まいでは壁内の下地両端に柱がありましたのでそちらに補強板を取り付け、手すりを施工しました😊中間ブラケット(金具)を2つ取り付け、タワミが発生しない間隔で安心です💪✨😊
手すりを取り付ける際のポイントをまとめると、下地が強度不足と断定された場合は、「補強板をしっかりと適切な方法で取り付けた後、手すりを取り付ける」ということです😊
せっかく手すりを取り付けたのに、すぐにグラグラしてしまったりすると余計に危険な住まいになってしまいます。
しっかりとした手すりで安心な暮らしができる快適な住まいにしましょう😊
この度は、TOIROをお選びいただき誠にありがとうございました😄♪
こちらのリフォームの詳しい施工費用をご紹介致します😊ぜひ、ご参考にして下さいね♪
リフォーム箇所 | 玄関 |
工期 | 約1日 |
価格 | 木製手すり 約6千円 |
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